アメリカ コロナ経済対策(給付金・失業保険)
こんにちは。
今回はアメリカのCOVID-19への経済対策についてです。
①給付金
②各州の失業保険
~給付金~
今週に入ってついにアメリカ政府で可決された
1200ドルの給付金の配布が開始しました。
驚きだったのはそのスピード、そしてシステムです。
まずスピードですが、この可決が発表されたのがおそらく2~3週間前で
もう国民の口座への振り込み、もしくは小切手の発送がスタートしています。
そしてシステムについて。
まず、アメリカにはIRSという日本でいう財務省のような機関があります。
以前のタックスリターンの記事で書いたように
アメリカでは確定申告を各自でしなければいけないのですが、
その書類の提出先がこのIRSになります。
◇まだタックスリターンの記事を読んでいない方はこちらから◇
確定申告が済むと、税金を多く収めた方については
このIRSよりお金が戻ってくるようになっており、
手続き終了後に、DirectDeposit(銀行に振り込み)の情報を入力すると
その登録口座に約3週間でお金が振り込まれる流れです。
今回の1200ドル給付金の配布においてはそのDirectDepositの登録口座に直接IRSより入金がありました。
朝起きて銀行を口座を確認すると、1200ドルが振り込まれている!という感じです。
そのためこの給付金に関しては
昨年度、もしくは2018年度の確定申告をしており、
対象であるという判断がされた方については手続きなしで振込まれるということです。
この状況での素早い、シンプルな政府の対応は素晴らしいと思います。
また、給付金がもらえる条件についてですが、
ある一定の年収以下の方が対象です。
アメリカ市民権を持っていない外国人でも対象となります。
・Resident Alien(居住外国人)であること
→アメリカ渡米経験、期間、ビザ等によって判断
・SSNを(日本でいうマイナンバー)を持っていること
少し心配なのが、Jビザで渡航した人には
Resident Alien と Non-Resident Alienに分かれます。
例えば、私の友人に夏の約3ヶ月ほどの大学の夏休みの期間に
Work&Travelというプログラムに参加した友人が何人かいるのですが、
彼らの中にも1200ドルが送られている人がいるそうです。
給付の条件からすると間違いだと思うのですが
今後どのように対応していくのか気になります。
私もJビザ所持者なのですが、
タックスリターンをする際に私の渡米履歴や今までにとったビザの情報を入力していくと
Resident Alienということが判明し、
アメリカ市民と同様の書類1040という書類を提出=納税しました。
ということはこの入金は間違いではないと判断しています。
それでもやはり心配なので1ヶ月ほど様子を見ようと考えています、、、
~各州の失業保険~
国からの給付金とは別に各州の失業保険制度があります。
カリフォルニアの場合はEDDです。
COVID-19の影響でシフトが少なくなったり、
仕事がなくなった(一時的にも含む)人を対象の保険となります。
4月10日の時点でカリフォルニア州約220万件の申請があったそうです😓
平均的に週で約340ドルの支給らしいのですが、
今月からそれに加えてカリフォルニア週では600ドルの支給が決まりました。
すごい大胆な経済対策ですよね。。!
しかしこの状況で先の見えない不安の中、
この経済対策は本当にありがたいと思います。
まだ終わりの目処が見えず、不安な日々を送る方がほとんどだと思いますが、
少しでも前向きに思いやりを持ってみなさんで頑張りましょう。
Stay Safe 🙏